活動報告

ヤングザリガニサミットin円山動物園を開催しました

2011年10月23日

小学生から大学生まで、若者たちが彼らなりの視点で調査・研究したザリガニに関する成果を発表し、共通の関心を持つ仲間との交流も楽しんでもらいたいとの思いで企画したのが「ヤングザリガニサミットin円山動物園」です。ヤングザリガサミットin円山動物園

午前の部では一般募集した参加者と一緒に生き物や自然について楽しく体験しながら感じることができる「ネイチャーゲーム」や、当会オリジナルの「ザリガニすごろく」を体験しました。「ザリガニすごろく」は駒を進めるとザリガニに関するクイズが出題されるもので、ザリガニ博士の川井唯史と田中一典がクイズの答えを解説をしながらゲーム感覚でザリガニの豆知識を知ることができます。

午後の部は若者たちの発表タイム(発表者は以下の通り)。中学生たちはずっと観察してきたニホンザリガニの生息地に道路ができる計画があり、どうやって守ればいいか悩んでいること、大好きな生き物情報を満載した新聞を発行し続けていることなどを発表。高校生や大学生は北海道でも近年生息地が増えつつあるアメリカザリガニについて、越冬や繁殖の可能性もある、放っておけない問題として発表してくれました。

サミット終了後も動物園のことやザリガニについて熱心に意見交換する姿が見られ、こうした若者たちが生き物に関心を深め、将来野生生物や自然に関わる仕事を目指してくれたらと、私たちも夢が広がる貴重なイベントとなりました。

 

発表者ヤングザリガサミットin円山動物園

石山中学校・中島中学校:
「石山南小学校での3年間のニホンザリガニ観察」

札苗北中学校:
「生き物が大好きな僕たち」
鈴木海斗(札苗北中学校1年生)
共同研究者:櫻庭弘樹(札苗北中学校1年生)
甲斐雅陽(札苗北中学校1年生)
加瀬谷拓真(札苗北中学校1年生)
引率教諭:太田慶一郎(札苗北小学校)

北広島高校:
「身近な河川における外来種の生息調査―アメリカザリガニの越冬と繁殖―」
横溝 翼
松下 茜

酪農学園大学:
「アメリカザリガニと闘え!われら酪農大のおはなし」
高田直紀

北海道教育大学函館校:
「渡島大沼における外来種の侵入について 副題アメリカザリガニの分布について」
亀井雅代

ポスター参加:
石山南小学校

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