ニホンザリガニ円山会議が開催されます

12月22日日曜日13時～16時、札幌市円山動物園（札幌市中央区宮ケ丘3番地1）にて、第2回ニホンザリガニ円山会議が開催されます。

本会議は、円山動物園がニホンザリガニの生息地保全をより強く推進していくために、より良い保全の在り方について有識者や市民と意見を交わす場として行われるもので、私たち「ザリガニと身近な水辺を考える会」も昨年に引き続き参加・協力しています。

今回は、ニホンザリガニ生息地の南限として天然記念物に指定されている秋田県大館市の生息地保全の取組についての発表もあり、貴重な機会となっています。

ぜひ多くの方々にご参加いただき、市民や動物園、研究者が、地元の生態系保全へどのように関わっていくか議論したいと考えています。

【開催内容】

1.研究発表
2.パネルディスカッション
3.ザリガニ小屋見学（参加希望者多数の場合、当日抽選します。）

【研究発表演題】

1.天然記念物「ザリガニ生息地」再生への取組～秋田県大館市の事例～（40分）

大館市郷土博物館学芸員
鳥潟　幸男氏

2.ニホンザリガニの体表に付着するヒルミミズとは何者か？（40分）
北海道大学准教授
小泉　逸郎　氏

3.ニホンザリガニの多様な生息場所とその環境（40分）

ザリガニと身近な水辺を考える会 会長
田中　一典　氏

4.豊平川で確認されたウチダザリガニについて（20分）

札幌市豊平川さけ科学館
佐藤　信洋　氏

5.飼育下におけるニホンザリガニの科学的知見の集積について（20分）

札幌市円山動物園 動物専門員
片岡　雅人　氏

【パネルディスカッション】

司会：野谷　悦子　氏（ザリガニと身近な水辺を考える会）

講演者：上記発表の演者及び本田　直也　氏（札幌市円山動物園 動物専門員）

参加費は無料ですが、入園料が必要です。問い合わせは円山動物園（電話011-621-1426）まで。