ザリガニソンの紹介

ザリガニソンとは

ザリガニソン

ザリガニソンとは、野鳥を探す「バードソン」や植物の生育状況を確認する「フラワーソン」のザリガニ版で、ザリガニ・ウォッチング・マラソンの略語です。北海道全域を対象に、一般市民が同じ方式によりザリガニの生息状況を調べ、データを蓄積していきます。

ザリガニソンの仕組み

目 的

  • ニホンザリガニの分布状況を把握し、その情報を共有し、環境保全の基礎データとします。
  • 継続した取組みにすることで、分布域の変化や自然環境の変化が分かります。
  • 身近な水辺環境への関心を高めます。
  • 外来生物の問題点を伝え、ウチダザリガニ、アメリカザリガニの生息状況を把握することを通して、さらなる拡散を防止します。

意 義

ザリガニソン

ニホンザリガニは絶滅危惧種Ⅱ類ですが、どのくらい減っているか、どこにどのくらい残っているかについての情報は不足しています。ニホンザリガニを守っていくためには、こうした情報を集約していく必要があります。

また、市民自らが調査することで、地域の自然環境に親しみ、楽しみながら生き物や水辺環境への興味や自然保護への意識も高まると考えています。

一方、外来のザリガニは知らず知らずのうちに生息域をどんどん広げています。外来生物の特徴として、最初は気付かない程度の数だったとしても、ある時期を境に爆発的に増える傾向があります。啓発により放流を未然に防ぐことや、爆発的に増える前の早期の対策が望まれます。

参加方法

調査の対象とするのは、ニホンザリガニ、ウチダザリガニ、アメリカザリガニです。ザリガニソンのホームページから調査用シートをダウンロード→現地で調査→結果をシートに記入→メールでザリガニソンに送付という手順で進めてください。詳しくはザリガニソンのホームページの「ザリガニ調査の方法」「調査結果の送り先」などを参照してください。

ザリガニソンーアドバイス

注意!

網やかごを使うことはできません。
国立公園や国定公園の特別保護区での調査には環境省や道庁の許可が必要です。

サポート体制

  • だれでもがわかる調査ガイドを提供しますので、ザリガニの専門的な知識がなくても参加できます。
  • ホームページを通してメールで疑問や質問にお答えします。
  • 地域で観察会を開催したい場合などは講師を派遣しますので、フォームより問い合わせください。

将来的展望

「東北地方」版、「日本全国」版、そして「全世界」へと呼びかけていきます。

  • Clip to Evernote