活動報告
藻岩北小学校へ出前授業に行きました
2012年10月17日
生きたニホンザリガニをさわってみました
3種のザリガニのクリスタル標本を観察
10月17日、藻岩北小学校2年生3クラスを対象に出前授業を行いました。2年生は生活科の授業としてアメリカザリガニを飼育しているそうですが、ニホンザリガニや外来生物についても知ってもらいたいとの思いで出前授業に向かいました。講師はメンバーの田中一典さん、事務局の野谷が同行しました。
授業は生きたニホンザリガニと、ウチダザリガニ、アメリカザリガニ、ニホンザリガニの標本にふれるところからスタート。オスとメスそれぞれをじっくり見てもらった後、みんなに質問しました。
オスとメスはどこが違いますか、3種のザリガニはどうやって見分けられますか、大きなはさみを含めて何本の足がありますか、はさみ以外の足はどんな形ですか。田中さんの質問に、みんな元気に手を挙げて答えてくれました。
さらに、うんこやおしっこはどこから出るか、どうやって脱皮をするのか、どんなところに住んで何を食べているのかなどを図や写真を使って解説しました。みんなからも卵はいつ、どのくらい産むのですか、どうしたら共食いしなくなりますか、死んだザリガニはどうなるのですかなど、次々と質問が出ました。
ニホンザリガニは3種のザリガニの中では唯一の在来種であること、きれいな小川と広葉樹の森、隠れる場所がなければ生きていけないこともお話しました。また、みんなが飼っているアメリカザリガニは外来種なので、絶対に自然の中に捨ててはいけけいこと、死ぬまで責任を持って飼ってもらいたいことをお約束しました。
小学校2年生が退屈せずに1時間過ごせるか心配しながら臨んだ出前授業でしたが、みんなザリガニに興味を持ってくれ、時間が足りないほどでした。
(事務局 野谷 悦子)