活動報告

ザリガニ体験屋台 in 円山動物園

2011年6月25日

ザリガニ体験屋台 in 円山動物園

6月25日土曜日、「ザリガニ体験屋台in円山動物園」を開催しました。当会の前身である「ザリガニシンポジウム実行委員会」が毎年1~2回円山動物園でシンポジウムを中心とするイベントを行ってきた流れで実施したものですが、今回はこれまでと趣向を変え、子どもたちを対象とした体験型の企画をたくさん盛り込みました。天候にも恵まれ、たくさんの人たちが訪れて、楽しくザリガニについて学んでくれたと思います。

午前中は屋台風にいろいろな体験ができるブースを設けました。ニホンザリガニとアメリカザリガニの生体を展示し、自由に見てふれられるブース、ザリガニの生態や外来ザリガニの問題が分かるすごろくブース、当会のマスコットキャラクターのチョッキー、ザイアン、アメリーの塗り絵ブース、ザリガニクラフトの釣り堀ブースが並び、壁にはザリガニを解説したポスターを張り出しました。特に生体展示ブースではオス・メスの見分け方を説明したり、「アメリカザリガニをさわった手でニホンザリガニにふれると病気がうつってしまうかもしれないから手を洗おう」などと話し、小さい子どもたちから大人まで興味を持ってもらえたようです。





ザリガニ体験屋台 in 円山動物園

また、ゲームをしながら生き物や自然について理解できるネイチャーゲームタイムと、生きたザリガニを使って生態について理解する実験タイムも設けました。脱皮の仕組や、好む温度、エサについての実験には身を乗り出して観察する子どもたちの姿も見られました。










ザリガニ体験屋台 in 円山動物園

午後は当会の代表である川井唯史の講演と、園内にある普段は非公開のニホンザリガニ飼育施設の見学を行いました。担当の飼育員がニホンザリガニを飼育・繁殖させる技術を紹介し、昔は円山動物園の近くにもたくさんのニホンザリガニがいたこと、園内に現在流水ビオトープを造成しており、将来繁殖が成功したらそこにザリガニを放流したいことなどを解説しました。



動物園とのコラボレーションとして行ったイベントは、公共施設との協働事業としても興味深いものに育ってきていると思います。

(事務局・野谷 悦子)

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