8月4日（日）、札幌市内の安春川にて、北海道新聞社、ザリガニ研究会、当会が主催で『札幌ザリガニ探検隊』を開催しました。夏休み期間中と言うこともあり、約20名の親子の参加があり、朝に北海道新聞社に集合し、ここで当会代表の川井が北海道のザリガニ類３種類に関しての説明を行い、その後、バスで現場に移動しました。

現場では釣り、籠、そして手づかみ！でザリガニを採集し、大小合わせて合計２０尾のアメリカザリガニが見つかりました。参加者（特に子ども）は、今回始めてザリガニを捕まえる方が多かったのですが、やはり小川での採集は楽しく、最初は恐る恐るだった小学生の参加者も、最後は大はしゃぎでした。また、大人も川遊びをした子どもの頃を思い出し楽しんでいました。参加者の子どもの「次はいつやるの？また来たい！」との声は印象的でした。

ただし、楽しいだけではなく、帰りのバスの中ではザリガニの胃石（脱皮の時に体内に形成される結石）とお寿司などに使う食酢を使った実験も行い、夏休みの自由研究の良い題材にもなったようです。

さて、以前の札幌市内は昔から居たにニホンザリガニだけが見られたですが、今では札幌の市内ではアメリカザリガニが目立ち始めていることが、今回改めて確かめられました。大都市である札幌の身近な水辺の環境の変化を、肌で感じ取ることができた一日となりました。

川井唯史