活動報告
小樽でニホンザリガニの観察会を行いました
2013年6月22日
ザリガニを捕まえて、笑顔!
お腹に卵を持ったメスもいました
田中さんの話を熱心に聞く参加者
ノギスで計測してみました
6月22日、小樽市総合博物館との共催でニホンザリガニの観察会を行いました。一昨年、昨年と継続して行われている事業で、博物館との協力体制も出来上がっています。
小雨が降る時間帯もある天候でしたが、幸い観察会に支障を来すほどの雨ではありません。親子など15人が参加し、たくさんのニホンザリガニを見つけました。ちょうど産卵の時期を迎えているので、卵をお腹に抱えたメスも何匹かいました。
当会メンバーのザリガニ博士、田中一典からザリガニの生態について話を聞いた後は、実際にオスメスを見分けたり、ノギスを使って計測する体験もしました。
ニホンザリガニは全道各地にいますが、昔に比べると生息地は大幅に減り、絶滅危惧種になっています。その中でも小樽は比較的生息地が残されている場所ですが、「子どものころにザリガニをとって遊んだ場所に行ってみたが、もういなかった」という声も聞かれました。観察会を通して、今いる貴重な生息地をみんなで見守ってきたいと感じてもらえると嬉しいです。
事務局 野谷 悦子