活動報告
明治44年に作られた記念の絵葉書にみるニホンザリガニ
2011年5月に調査
今からちょうど100年前にあたる明治44年8月24日、当時、皇太子であった大正天皇は、小樽中学校(現在の小樽潮陵高校)を訪問されました。その際、ニホンザリガニを教材とした授業が行なわれ、大正天皇が御興味を示されたことは当時の新聞(『北海タイムス』と『小樽新聞』)が報道し、記念の絵葉書も発行された程です。
この時、ニホンザリガニは北海道を代表する生物として、また身近な生物教材として、小樽市内で採集されています。興味深いことに、100年前にニホンザリガニを採集した場所は、今でも存在することが確かめられています。
川井唯史
Tadashi KAWAI